
高配当株に投資を始めたいけど、いつ買えば良いんだろう?
買ってすぐに株価が下がると嫌だし、迷うな~。

株に投資するタイミングは難しいですよね。
株を買うタイミングは、ズバリ適正価格より安い価格で購入することです。
では、適正な価格とはいくらなんでしょうか?
私が高配当株を購入するタイミングについて解説します。
- 株価の適正価格について
- 高配当株や株主優待銘柄に投資するタイミング
高配当株や株主優待株はいつ買うの?オススメの投資タイミングを解説

こんにちは、FPどらごですっ!
私は入社約20年で資産8千万円を築きました。
ただの高卒サラリーマンが、40代で準富裕層以上の資産を築いた方法に興味のある方は、下の記事をご覧ください。
今回の記事は、高配当株や株主優待株をいつ買うかについて、私の投資経験からベストと思うタイミングを解説していきます。
ただし、今回は注意点があります。
前提として、高配当株や株主優待株は長期間持ち続けることが資産形成を伸ばすためには大切なことです。
高配当とはいえ、日本の株式では年利4~5%の銘柄がほとんどです。
30万円の株でも、税抜きで年間1.5万円程度の資産増加にしかならないんです。
これを数年で売却していては、いつまでたっても大きく資産を伸ばすことはできません。
長期保有することを観点に、高配当株や株主優待株を購入するタイミングを見ていきましょう。
権利付最終日前に購入

配当金や株主優待は、どうしたらもらえるのでしょうか?

え~と、株式銘柄を購入して1年間持ち続ければいいんじゃないの?

そんなに持ってる必要はありませんよ。
実は、権利付最終日に1日だけ保有していれば配当金や株主優待はもらえます!
それでは配当金や株主優待がもらえる日、権利付最終日について解説していきます。
私の大好きなゴルフ関連銘柄、9444トーシンHDで権利付最終日を解説します。
トーシンHDは4月末日が権利確定日となります。
2023年4月は4月30日が最終日となりますが、この日は日曜日で株式市場も休場日です。
そこで、市場が開いている4月28日(金)が権利確定日となり、その2日営業日前である4月26日(水)が権利付最終日となります。
カレンダーに当てはめると、以下のようになります。
4/26 (水) | 4/27 (木) | 4/28 (金) | 4/29 (土) | 4/30 (日) |
権利付 | 確定日 | 休場 | 休場 |
もう一例ご紹介します。
1,000円分のお食事券がもらえる、3193鳥貴族HDです。
こちらは、7月末日が権利確定日となります。
2023年7月は7月31日が最終日となり、この日は月曜日なので株式市場も開いています。
しかし、その前日と前々日が休場のため、2営業日前は7月27日(木)が権利付最終日です。
7/27 (木) | 7/28 (金) | 7/29 (土) | 7/30 (日) | 7/31 (月) |
権利付 | 休場 | 休場 | 確定日 |
このように、配当金や株主優待目的で購入するのであれば、株価変動リスクを減らすために権利付最終日直前で購入する方法もあります。
とはいえ、この方法にはデメリットもありますので事項で解説していきます。
配当落ち後に購入


良いこと教えてもらった。
それなら権利付最終日に購入して翌日売却すれば、配当金を低リスクでもらえるね。
必勝法発見だ!

その通りですが・・・そんなに上手くいかないのが株式投資です。
権利付最終日の翌日、7月28日には配当落ちといわれる株価下落が大きな確率で発生します。
残念ながら、高配当や人気の株主優待銘柄であるほどその影響は大きくなります。
例えば、10万円の株で配当が2千円もらえる銘柄であれば(株価1,000円で100株、配当金20円)、権利付最終日の翌日は20円程度の株価下落が起こります。
これが、10円ぐらいの下落であれば権利付最終日までに購入した方が利益があることになります。
しかし私の経験上は、配当落ち日にほとんどの場合20円以上の下落が起こることが多い感覚です。
そこで、狙っている銘柄の権利月が2ヶ月以内の場合は、配当や株主優待は1回分諦めて配当落ちした日に購入するのがオススメのタイミングです。
○○ショック後に購入

次にオススメのタイミングは、リーマンショックやコロナショックと言われるような大暴落があった後になります。
とはいえ、上記のような数十%もの大暴落は数年に1回しかないため、日経平均など市場全体が10%程度の株価下落したタイミングを見て購入するのがオススメです。
最近で言えば、米シリコンバレー銀行破綻に伴う株価下落がそれにあたります。

10%程度の下落であれば、年に数回はあるのが通常の相場です。
市場全体が暴落している時は多くの投資家が弱気になり、暴落の要因となっている銘柄以外も市場につられて、適正価格より下がることが多いです。
日ごろから購入したい高配当株や株主優待株の株価をウオッチしておき、暴落を待って購入するようにしましょう。
注意点としては暴落中はどこまで株価が下がるのか分からないため、暴落の途中で焦って購入をしないことです。
暴落が止まったことを確認してから、ゆっくりと購入してください。
まとめ

高配当、株主優待銘柄に関わらず、株式市場で利益を出すには適正価格より安く購入して、適正価格より高く売却することです。
とはいえ、株式市場は専業のトレーダーや機関投資家など、株式のプロがひしめき合う厳しい世界です。
そんなプロのトレーダーが、徹底的に企業価値を調べて常に株価をチェックし、コンマ何秒で売買を続けるのが株式市場なんです。
そんな世界なので、ある意味素人の私たちが下手に判断する間もなく、株価は常に適正に保たれているものといえます。
また、株価の上昇や下落は常にあるものの、市場全体で見れば緩やかに上昇していくというのが私の株式投資に対する考えです。
そう考えると、株は少しでも早めに購入した方が良いという考えになるので、「いつ買うか?」と言われれば、「今でしょ!」というのもけして誤った考えではありません。

しかし株価が適正に保たれない状況も、時には発生していることがあります。
それが、リーマンショックやコロナショックなどで市場全体が総悲観され大暴落している時です。
暴落時はパニック売りで適正価格より安くなっている可能性が高いので、そのタイミングで買うのが正解と判断しています。
またいくら配当があるとはいえ、評価額がマイナスの銘柄を長期間保有し続けるのは株式初心者には、心理的に難しいと言えます。
以上を考慮すると、配当落ち後や○○ショック後の株価暴落時に購入することが、株式初心者には適切な購入のタイミングであると思います。
なお、今回は投資判断が含まれる内容になっていますが、今までの投資経験による私の独自見解となります。
本記事の内容で被ったいかなる損害についても一切責任を負うことはできませんので、最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
今回の記事があなたのお役に立ち、幸せで豊かな生活を過ごせる一助になれれば幸いです。
本日も、ありがとうございました。
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